体外受精の採卵日が近づき、血液検査とエコー検診が2日に1回。朝に血液検査をするのでその結果が午後に先生にラボから届いてまたその後2日間の予定を決める。どの注射を打つのかもその日の午後までわからないから旦那は珍しくピリついてる様子。笑
肌ラボ好きのナースさんには3日間連続で来てもらった。4日間このorgalutranとmenopurを打つことになったので4日目は自分たちですることに。この間週末に入ったのだけれどもフランスの薬局は基本的に週末空いていなくて、緊急用に地域に1つや2つのみ週末開けることになっている。なぜがというと以前、薬物中毒の人が週末の薬局を襲ったそう。それ以来、週末に薬局に用がある場合は警察に行ってどの薬局が開いているか確認して、処方箋を警察に見せるとどの薬局が開いているか教えてくれるというシステム。普段は気にならなかったけど今回土曜日に診察してその後にorgalutranが必要だということがわかりとても面倒なことに。開いている薬局を見つけたのは良いもののorgalutranは不妊治療に必要なものなので薬局が常備しているものではない。他の薬局に電話して探そうにも薬剤師さんも私たちに他にどの薬局が開いているかは教えてはいけないので、彼らのネットワークで探すしかない。土曜日の夜の分はあったけど日曜日分がなく、連絡先を渡し帰宅することに。
翌朝薬剤師さんから電話があり他の薬局でorgalutranが見つかったと。見つかったから良いものの、もし見つからなかったらまた来月最初の注射からやり直しだったのかと思うと頑張って探してくれた薬剤師さんに感謝感激。
週が明け月曜日、早朝また血液検査とエコーグラフィー。担当医の判断でこの日の夜9時に最後の注射をして、90%の確率で水曜に採卵になるだろうと、午後に血液検査の結果を見て確認電話をすると。午後電話があり、水曜の7時10分に採卵する事に決定。前日の夜から当日の朝までの過ごし方は普通の手術とほぼ同じ。前日に髪から体全て洗い、ネイルは落として0時以降は水もおやつもタバコも禁止。当日の朝は水もご飯も抜きなので1口分くらいの水でお薬だけ飲む。髪は洗わず、朝もシャワー。メイク、香水一切禁止。
郊外の病院なので車で1時間半ほど。朝早かったからメイクも何もしなくて良いのは助かる。笑
病院に着くと待ち時間も特になく受付で必要な書類の手続きだけしてすぐに個室に案内された。手術の服に着替えてまた待ち時間もなく看護師さんが迎えに来た。採卵にあたり10分間の全身麻酔をするのだけどなかなか血管が見つからず麻酔の針を7回ほど刺された😭全ての工程の中でこれが一番辛かった。笑
自分は血管が細くていつも血液検査で苦労するのをわかってるから2人がかりで頑張って血管を探す看護師さん達を見てとても申し訳なくなった。ごめんね、と何度も言われたけどいやこちらこそって感じだった。笑
手術室に入るまで麻酔の件は解決する事なく手術台に移ってから担当の麻酔医がやっと血管を見つけてくれた。相変わらず手術室はいつも震えるほと寒い!前回の手術の時は寒いと言ったら暖房の掛け布団みたいなのをかけてくれたけど今回は10分間だけだからか寒いと言っても薄っぺらいシーツみたいのをかけてくれるだけだった。笑
こうなったら麻酔で早く寝るしかない!と思いしっかり呼吸。
目が覚めたら別室で寝ていた。時計を見ると本当に15分ほどしかたっていない!本当毎日目覚ましがわりに使いたい!笑
個室に戻り朝ごはんを持ってきてくれた。完食して、麻酔した時の特有の眠気に襲われ寝ることに。単に早起きしたせいかも。笑
看護師さんが部屋に来て、着替えて退室して良いとのこと。旦那と一緒に先生に会いに行くようにと。
診断室に呼ばれ、部屋に入ると「体調は大丈夫?」と先生。「大丈夫です😊」と旦那。いや、どー考えてもあなたには聞いてないでしょ。笑
担当医は8個取れたら良いと言っていたけどなんと20代並みの質のいい卵子が9個取れたと。イェーイ!
この事について考えてみた。20代働き始めてすぐひどい肌荒れに悩み始めた。低用量ピルが肌荒れに良いと聞きその時から10年近く処方してもらっていた。この10年間排卵してないという事になるので卵巣の老化が止まっていたのかも。これについてはお医者さんたちの意見は真っ二つに別れるようだ。科学的根拠は無いようだけど、自分の経験的に低用量ピルを飲んでたことで34歳の今20代のような卵子が取れたのだろうか。それ以外は特に思い当たることはない。
この日の病院の滞在時間は3時間かからなかった。次は土曜日の朝10時。朝早すぎなくてよかった。しかもこの日は朝ご飯も食べて良い。シャワーを浴びて、メイクと香水のみ禁止。
この日の午後、薬が切れたせいかお腹に鈍い痛み。辛いというほどではないけど。引き続きロックダウンで行く場所もないのでお家でのんびり。全身麻酔をした後は家の事は基本的に旦那が全てしてくれる。本当素晴らしい旦那だと思う。
ここから2日間ほど鈍痛が続いた。それも説明されていたから特に驚くこともなくゆっくり過ごす。ある意味ロックダウンに感謝かな。仕事の合間のスケジュールを縫ってこのプロセスをしていたら全然ストレス度とか違ったのかな。しかも職場が全然理解のない人達だったらと思うと震える!
全てのタイミングが良かった事と優しい旦那に感謝しつつ土曜日を待つ。
コメント