フランスにて不妊治療⑥

BLOG

土曜日、鬼のように早起きする事なく10時に郊外のクリニックに到着。まず最初にBIOLOGISTと話して結果報告を聞く。9個取れた卵子のうち質の良い受精卵になったのは4つ。人によっては2つ、3つ受精卵を子宮に戻す場合もあるみたいだけど私の場合は人より子宮が小さい事と旦那の家系に双子がいて、私自身も双子ということを考慮して万が一、一卵性双生児になった場合を考えて一つしか戻すことが出来ないと。双子も楽しそうと思ったけど、まぁ良しとしよう。ということで受精卵を1つトランスファーして3つ冷凍する事に。今回成功しなかった場合は間を空ける必要はなく翌月の排卵日に合わせてまだ受精卵をトランスファー出来るそう。そう思うと3つ冷凍できたからだいぶ気は楽かも。トランスファーは毎月出来るけど採卵は3ヶ月間を空けなくてはいけないと。そうなるとホルモン剤等の注射もまた最初からする事になる。
この日からプロジェストロンという女性ホルモン剤を1日3回、2週間後の血液検査まで続ける。2日間は入浴等は避け安静にするように言われたけど特にする事はなく後は待つのみ。クリニックの先生にはこの2週間はジェットコースターのように気分が上がったり下がったり、気持ち悪くなったりするよ。と言われた。んーーー。何も感じない。至っていつも通り。ストレスが一番良くないって言うからいつも通りが一番なのかな。笑
2週間後に血液検査をして陰性だった場合は担当の婦人科医に連絡して予約を取るようにと。陽性だった場合は引き続きプロジェストロンというホルモン剤を続け、また1週間後に血液検査、それが陽性だった場合には婦人科でエコー検診をするというスケジュール。

ponction(採卵)から16日の朝、血液検査。午後にはメールで診断結果が届いた。結果は陽性!嬉しいけど症状が何もないから実感は特になく。1週間後にもう一度血液検査して、陽性だった場合にエコー検診をする。無知すぎてよくわからないのでルナルナの妊婦アプリをダウンロードしてみた。現在妊娠5週目で胎児の大きさは2mmほど。赤ちゃんの細胞は3つのグループに分かれて発達していき、そのうちの一つが心臓や血管、骨、筋肉を作る細胞だそう。ここから心臓が出来始めている6月半ばのエコグラフィーでは心音が聞こえると。2日後には腕や足の形成が進んでいくと。無知すぎて驚き。と同時に食べ物などの制限が多い事にも気が付きゲンナリ。笑

お医者さんやナースから話を聞いたりいろいろなウェブサイトを見てみると、とにかく日本は赤ちゃん第一に考え、フランスでは母親第一に考えられている事に気が付く。夫婦が第二、子供が第三。何よりも母親がストレスを感じないことが最優先らしい。それは良いことだと思いながらいろいろな文化の違いを見つけていくのが楽しみなものだ😊
妊娠陽性の結果がわかってから約1週間経ったけど相変わらず体調には変わりないが、毎日驚くほど眠い事に気がついた。今までは毎晩7時過ぎから9時前に夕飯を食べて、その後は毎晩ソファで映画やドラマを見るのがお決まりだった。いつもは12時くらいに寝るのだけどここ1週間は10時になると映画を見ながら寝てしまう。なので最近はその生活リズムに旦那も合わせて10時半には消灯。笑
翌朝旦那は早起きして仕事を始める。私はだいたい7時半くらいに起きるので9時間くらい寝てる事になる。それでも午後眠い。

ロックダウンが一部解除になりカフェやレストランのテラス席のみオープンになったので友人と集まった。面白い話題だった。私はフランスに来ていろいろな医療制度に感謝しても仕切れないと感じている。基本病院や薬局は全て保険でカバーされるからだ。最近フランス人たちの間で議論されているトピックは「タンポンは保険でカバーされるべきじゃないか。」もうここまで来ると私は賛成も反対も出来ない。笑
まぁ出費と言えば出費になるから保険でカバーしてもらえるなら嬉しいことではあるけれども。生理は病気ではなく女性ホルモンの関係で起こるものだから、タンポンが保険でカバーされるようになったら男女平等を訴え男性も何かカバーされるべきなのか、、とか。男性の場合は男性ホルモンが原因でハゲてしまうから育毛や植毛もそのうち保険でカバーされるようになるのか、、議論が大好きなフランス人たち。自分の意見ははっきり言える私だけどこれに関しては意見がないと言うのが私の意見かもしれない。ただただ驚いた。笑
保険も世界有数の素晴らしい制度で休暇などもちゃんと取ることの出来るフランス、小さな事に気がついてデモを起こしたり訴え続ける事によってこの素晴らしい国のシステムが出来上がったのだろうか。とにかく興味深い国。

コメント

タイトルとURLをコピーしました