フランスにて不妊治療⑧

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前回の投稿からだいぶ時間が空いてしまった。なぜかと言うと死ぬほど体調が悪かったから。つわりはあまりひどい方ではないと思っていたけど、3週間前に甲状腺の担当医の指示でお薬の量を増やした。甲状腺の数値が高いと流産のリスクが高いからだ。お薬の量を増やしてすぐ鬼のように体調が悪くなった。時期的にもつわりが一番酷くなる時期と言われていたのでそのせいかと思っていた。何を食べても気持ち悪くなるので薄くといた味噌汁によく茹でたうどん、という何とも味気のない食事を毎日していた。毎日長風呂が大好きな私が4日間シャワーにも起き上がれないほど疲れ切ってとにかく、寝る、少し食べるの繰り返し。記憶力の著しい低下もあり、まるで自分の体ではないようだった。2週間ほどこんな生活をしていて旦那がふと気がついた。お薬の量を増やしてから体調が急に変わったと。そう思い体力を振り絞り、血液検査へ。夕方には検査結果が届き、今まで高かった甲状腺の数値が逆に正常よりかなり低くなってしまっていた。
翌日検査結果を持って甲状腺の専門医に会うと、私が辛いと主張した症状は橋本病と言って全て甲状腺の数値が低すぎる事によって起きる症状だそう。血圧もかなり低くなっていたそう。すぐにお薬を前の量に戻すように指示があった。
妊娠前、もともと高かった甲状腺の数値。高すぎる分には辛いと感じることは特になかった。勝手にガリガリになっていくくらい。けど低いととにかく何もしていないのに疲れるし、食欲ないし、肌は異常なほど乾燥した。2週間だけだけど辛かったーー。
翌日からお薬の量を戻したら日に日に体調が良くなっていくのが自分でもわかった。

甲状腺の数値が落ち着きだいぶ起き上がれるようになった。ここ2週間は起き上がるのも精一杯で食事もたいして食べていなかった。ここから体調は少し良くなったものの食欲が湧いて、あれこれ食べたいと妄想はするけど食べると吐く。の繰り返しが続いた。この私が食べる事が億劫になった。笑
日本に帰国しないまま1年経ったせいか妊娠のせいか異様に日本食が食べたくなった。カリカリ梅とか日本にいる時全然好きじゃなかったけど異様に食べたくなったけどフランスのどこを探しても見つからなかったので母に国際宅急便で送ってもらった。あとはお茶漬けと茎わかめ。笑
納豆ももともとあんまり好きじゃなかったけど無性に食べたくなる日々が続いた。普通のスーパーには売っていないけど日本食やアジアのスパイスの専門店で冷凍で売っている納豆を見つけた。3パックで500円程度だからかなり高く感じるけど、きっと体が必要としているのだろう。

母親にお腹が大きくなってきたと写真を送ったらパンツの面積が小さ過ぎると怒られた。笑
デカパンは履きたくないなぁと思いながらも周りの友人にマタニティパンツを履いていたか聞いてみると、履きたくないと思っていたけど履き始めたら快適すぎて手放せなかったという意見が多数。笑
ある友人は子供2人産んでもう3年経つけどいまだにマタニティパンツが心地良すぎて毎日履いているとのこと。笑

妊娠12週目、待ちに待った初の妊婦検診。この検診で心拍が確認できて初めて健康保険などに正式に妊娠の申請が出来るようになる。
病院に行ってみるとあまり待つ事なく案内された。とても経験値の高そうなヨーダみたいな見た目のお爺ちゃん先生だった。手際よく色々説明してくれ、この検診でダウン症などのリスクも調べることが出来るようだ。正式な診断は後日の血液検査とともに判断することになるけど、頭の形や首の距離感を見る限り95%心配しなくて大丈夫との事。エコグラフィでよく動いているのがわかった。先生も「活力に溢れたとても元気な子」と言ってくれ一安心。そして「性別知りたい?」と聞かれて私も旦那も驚く。6ヶ月あたりまでわからないものかと思っていた。経験上赤ちゃんの恥骨の角度的に95%女の子と!恥骨の角度?!初めて聞いたぞそんなのと思いながらもすごい説得力の長老に聞き入る。笑
私も旦那もどちらでも嬉しいけど女の子希望だったので喜ぶ🥰🥰義理母は男の子しかいない家系だったので女の子と聞いて大喜び。旦那も毎朝、毎晩欠かさずお腹に話しかけている。

言語について話し合った。私は日本語と英語を話す、旦那はフランス語と英語を話す。家での会話は基本英語でフランス語で話しかけられても大体わかるけど面倒だからほとんど英語で返してしまう私。旦那が子供に話しかける時はフランス語で、私が子供と2人の時は日本語で、一緒に会話する時は英語で話してみようということになった。フランスに住んでいる以上、フランス語は勝手に覚えそうだけど日本語のハードルが一番高い。いまだに母親に日本語が下手だと注意される私が教えることが出来るのだろうか。笑
毎日母親にスカイプしてもらうか😁👍

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