フランスにて不妊治療−11〜妊娠25週〜

BLOG

妊娠25週目、出産予定まであと100日だそう。3ヶ月ちょっとと思うとあっという間だなぁ。長いようで短い妊婦期間楽しんでねと色々な人に言われたけど正にその通りだ。最初の4ヶ月がしんど過ぎてこんなのがまだ続くのかと思っていたけど、本当にあっという間な気がしてきた。

なんとなく近所で評判がいいからと選んだクリニックはフランスで一番いい産婦人科で選ばれた病院のようだ。フランスは通常妊娠してから出産するまでエコー検診は3回なので間がかなり空いて放置されてる感があったけど、このボルドーのクリニックはこの3回の検診とは別に月1回の検診も行っているようだ。なので検診の頻度は日本の病院と同じくらいなんじゃないかと思う。
出産する病院も決まりなんだか少しずつ実感が湧いてきた😊

お腹が大きくなってきたらシムス(左側を下にして横向きに寝る体勢)を勧められたけど昔から仰向け、大の字で寝るのが好きな私には無理だった。大きくなってきた子宮の重みで血行不良を起こす可能性があるから横向きで足の間に枕を挟むようだけど、仰向けで寝ても妊婦本人が良い睡眠が取れているのであれば問題ないそう。あと3ヶ月ほど仰向けで寝続けることが出来るかは不明だけどよく寝られているうちは変えなくていいか、と思う。

新しいクリニックでの初検診。今までの病院よりかなり慎重に丁寧に検診してくれた印象だった。妊娠27週目にしては平均より胎児の体重が少し軽いとの事で2週間後にまたスペシャリストにエコー検診してもらう事になり、週1で助産師が家に検診に来ることになった。私自身159センチ42キロとかなり細身だったし、旦那も173センチと特別大きいわけではないので特に気にしてなかったけど、念には念をで順調に体重が増えていくかを確認してくれると。病院と担当医が変わるとここまで対応が変わるのかと驚きつつもベイビーの健康状態を確認してもらえるのに断る親はいないだろう。そして予約しているのに30分から1時間待つのが普通かと思っていたけどこのクリニックでは10分も待たない。日本に帰ってきた気分だ😊

妊娠27週目、妊婦の2%程がなると言われている妊娠性痒疹を発症、、。最初は膝下の湿疹と痒みから始まり乾燥のせいだと思っていたら肘下や背中にも出始めた。原因ははっきりとはわかっていないそうだけど、ホルモンバランスの急激な変化によるものと言われていて不妊治療でプロゲステロンの治療を受けた人は割とこの痒疹が出やすいという傾向があるよう。数時間おきに痒みが出てきたら保湿クリームとオイルととにかく塗りたくるようにして痒みを凌いでいるけど、夜中に痒みで目が覚める。来週また検診があるのでその際にお医者さんに相談して何か処方してもらおう。

妊娠28週目、胎児の体重が軽いとの事でスペシャリストにエコー検診をしてもらいに行ってきた。相変わらず平均よりは軽いけど、1週間前より順調に体重も増えているので特に心配する必要はないと言われた。けど念には念をで週1の助産師の自宅訪問の検診は続けるように言われ、1ヶ月後にまたこのスペシャリストに検診をしてもらう事になった。
今日もう一つ言われたことは帝王切開になる可能性が少なからずあるということ。通常は子宮口から胎盤までの距離が最低でも2センチないと通常の分娩が出来ないそうで、私は現時点で1.8センチと言われた。まだ数ヶ月あるからきっと大丈夫と言われたけど可能性があるってことだけ報告しておくねと、少しビビる。

週1の助産師の自宅訪問の検診が始まった。私と旦那が選んだ助産師はカメルーンから移住してきたグレイス。カメルーンはフランスとイギリスの植民地だったので独特のアクセントはあるものの、グレイスはフランス語も英語も喋ることが出来る。フランスに引っ越してからは30年以上経つようだ。黒人さんらしい大きなお尻で私のお尻の4倍はあるだろう。50歳半ばくらいで助産師の経歴は長いのだろう。的確なアドバイスでかつゆったりとした雰囲気、私と旦那は気に入った。このグレイスが週1の自宅検診と出産に向けてのレッスンをしてくれることになった。
赤ちゃんに十分な酸素が届くようwinner flow(ウィナーフロー)という小さな呼吸器具をくれた。アメリカやフランスでは新常識のようだ。小さな笛のようなものを口に加えて1日3回10分間呼吸をするだけで良いと。横隔膜を動かすのを手伝ってくれて、赤ちゃんに十分な酸素と血液が届き、母親がリラックスする手伝いもしてくれるとの事。とてもシンプルで簡単なのでこれなら毎日、テレビを見ながらや湯船に浸かりながら出来そうだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました